JA全農 落札の備蓄米 約6割を出荷
…JA全農は2回目までの入札で落札した備蓄米について、6割余りを卸売業者に出荷したと発表しました。  全国農業協同組合連合会はこれまでに落札した29万…

(出典:yahooニュース)


(出典 news.tv-asahi.co.jp)

全国農業協同組合連合会のサムネイル
全国農業協同組合連合会 (JA全農からのリダイレクト)
ょうどうくみあいれんごうかい)は、日本全国の農業協同組合、経済農業協同組合連合会(経済連)、専門農協の連合会(専門連)などの連合組織。略称は「全農」「JA全農」、英語での正式表記はNational Federation of Agricultural Cooperative…
23キロバイト (2,549 語) - 2025年5月30日 (金) 04:12
まいど~も!50代向け情報局『まいどナショー』です。今回の記事は、【比較】JA全農の備蓄米6割出荷と小泉農水大臣の新施策、その違いと「なぜ現場に届かんのか?」を徹底解説や!


【比較】JA全農の備蓄米6割出荷vs小泉農水大臣の新施策~なぜ現場に届かんのか?~
コメ不足と価格高騰が続くなか、JA全農による備蓄米の出荷は進んでるけど、「なんでスーパーや中小の店にはなかなか並ばへんの?」という声が多いんや。

ここでは、出荷が進んでも現場に届かん理由を詳しく解説しつつ、小泉進次郎農水大臣の新しい施策との違いも紹介します。



JA全農の備蓄米出荷の現状

2025年3月の政府備蓄米入札で、JA全農は約20万トンを落札。5月末時点で出荷済みは約12万4千トン、進捗率は62%。

出荷依頼には100%応じているものの、実際にスーパーなどの店頭に届いたのはわずか12.9%にとどまっています。




備蓄米6割出荷でも現場に届かん理由


流通手続きの多さと時間のかかり方

 備蓄米はまず玄米の状態で卸売業者に渡され、そこから精米工場で精米・袋詰めされて初めてスーパーなどの店頭に並ぶ。
 この工程だけでも2~3週間はかかると言われてる。



トラックドライバー不足・物流の停滞

 大量の備蓄米を一気に運ぶ体制が整っておらず、トラックの運転手も不足しがち。
 受け取りや運搬の手続きも煩雑で、現場がパンク状態になってるという声も。



卸売業者の在庫処理の順番

 卸売業者は、まず自分たちが抱えている在庫をさばいてから新しい備蓄米を出したいという事情がある。
 そのため「今すぐ備蓄米を出して」とはなりにくく、注文も後ろ倒しになりがち。



大口顧客優先の流通構造

 卸売業者は外食産業や加工食品会社などの大口顧客を優先して備蓄米を回すため、スーパーや中小店舗に届くのは後回し。
 日本全体で1カ月に約60万トンのコメを消費する中、備蓄米の放出量だけでは全てをカバーできない現実も。


精米・袋詰めの処理能力不足

 精米工場や袋詰めの処理能力が追いつかず、「さばききれない」という声も多い。これも流通の遅れの大きな要因。


流通ルートの違いと在庫の偏り

 JAは生産者から買い取り、コープなどを通じて販売するのが全体の3~4割。

残る6割は民間ルートでコンビニやファミレスなど大口契約先に優先的に出荷され、余った分だけがスーパーに回るという順番の違いも指摘されている。


小泉農水大臣の新施策

5月21日に就任した小泉進次郎農水大臣は、「消費者に安定した価格でお米を供給する」ことを最優先課題に掲げ、従来の「競争入札」方式から「随意契約」方式への転換を発表。

これにより、JA全農などの大手卸だけでなく、大手小売業者に直接備蓄米を売り渡す仕組みを導入。

6月上旬には5キロ2160円程度で店頭販売を目指すと明言しています。

「ゼロベースで新たな制度を考える」「需要があれば無制限に出す」といった発言もあり、スピード感と消費者目線を強調しています。

さらに、減反(生産調整)政策の事実上の廃止を示唆し、今後は増産と輸出の拡大にも舵を切る方針を示しました。


(出典 fnn.ismcdn.jp)

何がどう違う?JA全農と小泉施策の比較

項目 JA全農の対応 小泉農水大臣の新施策
備蓄米の売り方 競争入札で落札、卸売業者経由で流通 随意契約で小売業者に直接売り渡し
価格目標 市場任せ(高止まり傾向) 5kg2160円程度、価格引き下げを明言
流通の課題 出荷は進むが店頭到達は遅い 流通ルート多様化でスピードアップ狙う
生産政策 現状維持~減反傾向 減反廃止・増産・輸出拡大を目指す
消費者目線 間接的で届きにくい 直接的で価格・供給の安定を重視

1 シャチ ★
JA全農は2回目までの入札で落札した備蓄米について、6割余りを卸売業者に出荷したと発表しました。

 全国農業協同組合連合会はこれまでに落札した29万6195トンの全量を卸などと契約完了していて、販売先からの依頼に応じて速やかな受け渡しに努めているとしています。

 このうち3月に行われた1回目と2回目の入札で落札した備蓄米約19万9000トンについては、29日時点で6割余りを卸売業者に出荷したということです。

 出荷・輸送体制の再構築などを行い、現在は一日約4000トンの玄米を販売先に届けています。

テレビ朝日
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce24124962d8faaace6b3be7a60fc80ed79fe97e

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