| スマホ質入れ、27円袋麺…老後迫る就職氷河期世代、56歳男性は今 - 毎日新聞 (出典:毎日新聞) |
スマホ質入れと27円袋麺…50代氷河期世代の現実
まいど~も!50代向け情報局『まいどナショー』です。今回の記事は、【なんでやねん】就職氷河期世代56歳男性のリアルな生活事情についてです。
50代氷河期世代が直面する仕事と老後不安
1990年代に社会へ出た「就職氷河期世代」の56歳男性、鈴木孝さん(仮名)。
彼は東京都内で生活保護を受けながら、スマホを質屋に持ち込み、27円の袋麺で飢えをしのぐ日々を送っています。
会社の倒産、派遣切り、リーマン・ショック…。
「普通の生活」を夢見て働き続けても、人生は思うようにはいきませんでした。
仕事を失った50代氷河期世代の苦悩と現実
新卒で入った会社は倒産、2社目もリーマン・ショックで閉鎖。
派遣切りを繰り返し、持病の悪化で仕事ができなくなりました。
今、生活保護13万円の中で家賃や光熱費を支払えば、残るのはわずかな生活費です。
「業務用スーパーの27円袋麺や88円の食パンで1日3食。
どうしても足りない時はスマホを質に入れるしかないんです」と鈴木さんは語ります。
社会に求められる50代氷河期世代への支援策
政府も就職氷河期世代への支援を掲げ、正規雇用や年金改革に取り組んでいますが、現場の声は厳しいものです。
「就労支援も今さら。老後の年金は月5万円ほど。もう自助努力ではどうにもなりません」
企業も50代氷河期世代の経験を活かす雇用形態の再設計が急務です。
「仕事」と「生活」の両立支援がないと、社会全体の不安が増していくでしょう。
ここで、よくある質問をQ&A形式でまとめてみました。
Q1. 50代氷河期世代でも新しい仕事を見つけられますか?
A. はい。中高年向けの再就職支援や自治体の講座など活用できるサービスは増えています。
Q2. 老後の資金不足を補う方法はありますか?
A. 副業や資格取得、資産運用を早めに検討することが大切です。
Q3. 非正規雇用から抜け出す方法は?
A. 企業の中途採用枠や転職エージェントの利用が効果的です。公共職業訓練も活用しましょう。
まとめ
50代氷河期世代やからこそ「再挑戦」も必要やし、社会の支援も不可欠ですわ。
https://mainichi.jp/articles/20250707/k00/00m/010/159000c
2025/7/14 11:00(最終更新 7/14 11:00
5月中旬の土曜日。横殴りの雨が降る中、東京都新宿区の都庁前に約700人の行列ができていた。この日行われたのはNPO法人などによる無料の食料配布で、列の後方には都内に住む鈴木孝さん(56)=仮名=の姿があった。
数百円の電車代が払えず、1人暮らしの自宅からビニール傘を差し4時間かけて歩いてきた。そのため、到着が配布の直前になったという。
鈴木さんは1990年代前半から2000年代前半に社会に出た「就職氷河期世代」。その数は1700万~2000万人に上ると言われ、いまだ不安定な生活を強いられている人は多い。
現役時代が丸ごと「失われた30年」と重なり、会社の倒産や派遣切りなどを経験してきた鈴木さんは語る。「とにかく目の前の生活を楽にしてほしい」。参院選(20日投開票)で各党とも支援策を訴えるが、解決の道はあるのか。【田中理知】
リュックを背負い、トートバッグを肩に掛けた鈴木さんはスタッフからレトルトのご飯や野菜、水などが入ったビニール袋を受け取ると、再び列の最後尾に並んだ。だが、到着の遅れが響いて2袋目を受け取ることはできなかった。
それでも、日焼けした顔に笑みがこぼれる。「最近はコメが高くてとても買えない。ありがたい」
2年ほど前、持病のヘルニアが悪化し、手に力が入らなくなって派遣の仕事を辞めた。今は月約13万円の生活保護を受給するが、家賃や光熱費などを差し引くと、手元にはわずかな金額しか残らない。
「業務用スーパーで買った27円の袋麺三つや、88円の食パン1斤で3食をしのぐことはざらです。都内各地で開かれる食料配布にも頻繁に出向いています」
どうしてもやり繰りできない月は、スマートフォンを質屋に持っていき、一時的に7000~8000円を受け取っている。
人口が多い「団塊ジュニア世代」(71~74年生まれ)より少し上の68年生まれ。経済的に余裕のある両親(いずれも他界)との3人家族で育ち、子どものころは生活に不自由した記憶がない。
高校は大学の付属校だった。エスカレーター式で進学し、大学をストレートで卒業していれば、売り手市場の「バブル入社組」になるはずだった。ところが、大学の倍率が予想以上に高く、2浪の末、89年に別の私立大学に入学した。
入学当初はバブル真っ盛りで、大学構内には採用募集の張り紙が所狭しと並んでいた。「人手不足だったのか、初任給30万円の企業も結構あった。働き口はいくらでもあると思っていました」
しかし、就職活動を始めたころにバブルが崩壊し、その後10年ほど続く氷河期の入り口に立たされることになった。
文部科学省の学校基本調査によると、4年制大学を卒業した人の就職率はバブルが崩壊した91年(81・3%)から急降下し、00~05年は50%台に落ち込んだ。
※以下引用先で
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★1:2025/07/14(月) 13:17
【社会】スマホ質入れ、27円袋麺…老後迫る就職氷河期世代、56歳男性は今
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